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真鍮巻きこんろができるまで

 天然の珪藻土を地層から切り出して作る七輪・こんろのことを、「切り出し七輪、切り出しこんろ」といいます。(「珪藻土の切り出し」についてはこちらを参照ください。)
一旦くずされた珪藻土を、プレスして作る七輪、こんろと区別する意味で使われています。
ここでは、坑道から運ばれるブロック状の珪藻土が、どのようにして真鍮巻きこんろとなるのか、そのできあがるまでを紹介しましょう。


まず、切り出された珪藻土が、採掘場から工場まで、トラックで運ばれます。
運搬 坑内から外へ
運搬 坑内から外へ
採掘場から工場へ
搬出 採掘場から工場へ

60kg近くと大変重いため、動かすのは大変です。ある意味重さとの戦いともいえます。
これが熟練の職人さんの手によって、七輪、こんろの形に削られていくのです。
切り出されたブロック状の珪藻土 大変重いです
運び込まれた珪藻土のブロック

以下、削って、焼いて、磨いて、金具を取り付けてという工程に沿ってご紹介します。

マナゲ

古くから行われてきた七輪・こんろづくり。
昔は、ノミなど独特な道具を使ってほとんど人力で作られてきました。
その後、機械化が進んだとはいえ、今もなお見た目かなり年代を感じさせる道具で、モーターなどの動力を使って削られていきます。

まず、「マナゲ」といわれる両側面を削る作業。
切り出された珪藻土のブロックは、ノミの跡が残り、平らできれいな面がありません。ブロックをはさんで固定し、左右からそれぞれ片側づつ大きな刃をゆっくり回転させて平面を削り出します。平行な刃で両側から削ることで、平行な2面が作られるわけです。
この作業を通称「マナゲ」と呼ぶそうです。昔からの言葉らしく、語源がはっきりしないようですが、回転する間に投げ込むという雰囲気かもしれません。

マナゲ 両側から刃をゆっくりまわして削ります
マナゲの機械。ブロックを固定し、両側から削ります。
一皮むくと珪藻土のブロックの色が少し変わります
ブロックをはずしたところ。重いうえに欠けやすいため、注意が必要です。

そして、この機械から取り外して、残った側面を、今度は大きな丸鋸で切断します。
この際、大変重いため、ウインチで釣ってテーブルに載せます。片面ずつを丸鋸で切り、外周の4面が削られます。
焼く前は大変重いのです
重いため、釣り上げて大きな丸鋸の切断テーブルへ。
巨大な丸鋸
大きな丸鋸で残りの側面を削ります。

そして、角が欠けるのを防ぐため、角全体に面を取ります。
こうして珪藻土の直方体ができあがります。

面取り用のかんな 専用の小道具がいろいろあります。職人さんの手作りです。
かんなのような道具で面を取ります。
ようやく第1段階の終わりです。
直方体の出来上がり。


穴あけ

こうして6面を平らに削り、直方体となったブロックは、火床を作るために、枠を残して穴があけられます。
まずは、ドリルに大きな刃をつけて、荒彫りします。その後、平らなノミを使って、決まった寸法に削っていきます。昔は、火床の平らな面を作るため、写真のような道具が使われていたのですが、現在はドリルの発達によって、ずいぶんと楽になったそうです。

ドリルによる荒彫り
ドリルによる荒彫り。
先の曲がった独特の道具です
昔はこのような道具で火床の平らな面を作っていたのだとか
平ノミが食い込むときれいな面ができませんが、熟練の技は、素早く、小気味よく削り上げていきます。
小さなノミでまず残った角を削ります
ドリルで残った角を削ります。
平ノミによる仕上げ。 簡単そうに見えますが実は技が必要なのです。平ノミによる仕上げ。平らに仕上げる熟練の技は、こんなところで見られます。


風穴あけ

 真鍮巻きこんろは、火力を加減するため、空気の量を調整する戸口(空気口)がついています。また、このこんろのタイプの場合、ロストル(火皿や目皿などともいいます。)がこんろと一体となっています。
このため、下から炭へ空気を送るためには、横から穴をあけて空気の通り道を作らなくてはいけません。この穴を「風穴(かざあな)」と呼んでいます。
この部分は、どのようにして穴を開けるのだろう?と思われる方も多いことと思います。
ここには、このような道具がありました。
まるで、チェンソーを横にして固定したようなもの。このチェーンを回転させて少しずつ押し込み、左右に振ることで、ある程度幅のある空間が生まれます。
このようにして横から穴をあけるのです。

チェンソーのような刃を持つ道具
チェンソーのような刃を持つ道具。
昔はどのように空けていたのでしょう?
これにブロックを当てて横穴をあけます。

ところが、珪藻土は、ノミで削るという加工方法では形づくれるのですが、チェンソーのような高速に回転する刃物で切ろうとすると、やわらかい粘土状になるという変わった特徴を持っています。このため、刃物はすぐに目が詰まり、切れなくなってしまいます。
今回、深さがそれほど大きくないため、これを使ってあけられていますが、固そうに見えて粘土のように柔らかくもなるというのは珠洲の珪藻土の面白い性質です。


ロストルの穴あけ

こうした横穴があくと、火床に空気を通す穴をあけます。
これには、目印をうち、こうしたドリルに刃をつけて一つずつあけていきます。
このようにして、ロストル一体型のこんろの原型が出来上がるのです。
ちゃんと穴を位置を示す小道具があります
穴を空ける目印をつけます。
一つひとつドリルで穴あけ
ドリルでロストルの穴を空けます。

一般的には、このロストルが取り外しできるようになっているものが多いのですが、こちらでは従来からのこんろ、ロストルの一体型が今も作られています。
取り外しできるほうが、穴に落ちた灰の掃除がしやすく、熱のダメージを受けた場合でも、交換できるという点で有利かと思うのですが、より長く使っていただくために、ロストルの厚みを大きく取り、こんろの全体的な強度、頑丈さにこだわりを持ったタイプとして作り続けておられるようです。
こんろは炭の熱が繰り返しかかることで、珪藻土も膨張、収縮を繰り返し、どうしてもどこかしらひび割れるという宿命を持っています。「あくまで消耗品に過ぎない」といわれるゆえんです。それでも長く使っていただくために、バンドを巻き、2つに分かれてしまわないようにするとともに、一体型で強度を高めたいという思いもあるようです。


二昼夜の焼成

こうしてブロックは削られ、軽くなっていきますが、まだまだ水分を含んで重いこんろ。これを一つずつ窯の中へ積み込みます。そして、窯がいっぱいになるとふたをして、二昼夜に渡って焼成します。
このとき、最高温度は約800度弱。
珪藻土はある温度以上を超えると、縮む率が大きくなり、ひび割れが入ってしまうのだとか。特に大きなものは、縮む割合が多くなるので、歩留まりが悪くなるという問題があります。
これが、焼きあがると、これまで黒っぽかった色が、このような肌色に生まれ変わります。重さも前に比べるとぐんと軽くなります。細かな孔の集合体に埋まっていた水分などが、焼かれて飛んでしまうためですね。

ここまで削られて少し軽くなります。ようやく窯詰へ
窯に詰め込まれます。
焼かれるとぐんと軽くなります。色も明るい色に。
焼かれると色はこのような肌色に

この色は、珪藻土に含まれる鉄分が、反応してこのような色になるのだとか。
特に、焼くまでに乾燥が進んだ珪藻土は、中の鉄分が水分の蒸発とともに多く表面へ集まって来ているので、より赤くなって焼けるそうです。


磨き

焼成されたこんろは、ひび割れがないかなど厳しくチェックされます。
天然の素材ゆえ、この段階まできて初めてわかる問題個所があったりします。
多少のひび割れは、まったく使えないわけではないのですが、念のため外されてしまいます。もったいない気がしますが、品質第一のため仕方ありません。
その後、表面に残る丸鋸の刃の跡などが手作業により美しく磨かれ、平らにされていきます。
後の工程で、手に表面の粉が着かないように塗装するのですが、その準備工程ともいえます。丹念に磨いて、きれいに塗装できるように仕上げます。

丸鋸の刃の跡などをきれいに取り除きます。
ひび割れなどの厳しい検査を経て、最初は金属板で磨きます。
きれいに磨きこみます。これで塗装が美しくなります。
さらにサンドペーパーで丹念に磨きます。


塗装

こうして磨き込まれたこんろは、「コンロクリーム」という特別な名前を与えられた塗料が吹き付けられます。
もっといろいろな色があってもよさそうなのですが、これが伝統的に採用されているそうです。これは、表面を保護するとともに、磨いた後の珪藻土の粉が手についたりするのを防ぐために使われています。
このクリーム色を珪藻土の色と思われていた方もいらっしゃいますが、炭を入れる部分には極力、塗料がかからないように吹き付けられていますので色には差があることがわかります。
なお、多少塗料が付いていても、一度炭がおきて、熱がかかれば、塗料の臭いはしなくなるとのことです。
スプレーによる吹き付け塗装。この色はコンロクリームと呼ばれています。
スプレーによる吹き付け塗装。
熱がかかるところは、ぼかして薄めに。
内側にはあまり塗料がかからないようにぼかして塗装されています。


金具取り付け(真鍮巻きと足、鋲打ち)

最後に、塗装が乾燥後、金具が取り付けられます。
金具は、これも伝統色となっている金色の真鍮が使われています。華やかで高級感を生み出す意味もあって用いられています。
黒など他の色も使われていますが、コンロクリームと真鍮の金色が最もしっくりくる組み合わせとされています。
全体を巻くのは、長年の使用で万が一使用中に大きくひび割れ、亀裂が発生したとしても、右と左に2つ離れ離れになって炭がこぼれ落ちるようなことがないようにとの配慮なのだそうです。
平らなバンドやL字型のバンド、戸口と真鍮を小さな釘で打ち、こんろの台となる足や網の台となる鋲を打ちます。

このようにして、真鍮巻きこんろが出来上がります。


補強用の真鍮バンド
真鍮のバンドを巻きます。
真鍮の輝く色がきれいです。戸口を小さな釘を打ってとめます。

足をつけます。もちろん下に熱が伝わらないように。
足も小さな釘を打ってとめます。
多くの職人さんの手を経て完成です。
真鍮巻きこんろ(ST-50)の完成

このように、多くの工程を経て真鍮巻きこんろが作られています。
さまざまな道具や機械が開発され、より簡単にできるようになってきているようですが、熟練した職人の手や感覚が欠かせません。

こんろは一度使うと汚れてしまい、水で洗って汚れをきれいに落とすなどの手入れができません。これは珪藻土が大量に水を吸収すると、もろくなり、壊れてしまうためです。
このような「消耗品」ではありますが、それでも、お客さんに大切に使ってもらいたくて、美しく仕上げられています。

真鍮巻きこんろを手にするとき、「このように作られているんだなあ〜」と少しでも思い出していただけると幸いです。

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